北朝鮮 E・クラプトンに平壌公演断られる ストーンズも不調に

[ 2011年2月19日 11:54 ]

 19日付の韓国紙、朝鮮日報は、北朝鮮が2006年、金正日総書記の次男正哲氏の希望として、ロック歌手エリック・クラプトンの平壌公演を韓国側の関係者に打診していたと報じた。クラプトンと親交のある音楽関係者の話として伝えた。

 正哲氏はクラプトンの大ファンとされ、今月のシンガポール公演開場を訪れた場面が15日、韓国のテレビで放映されていた。

 同紙によると、平壌公演は07年開催を計画し、同関係者が北朝鮮当局から、クラプトンやスタッフらの安全を保証する覚書を受け取るまで進展した。しかし、クラプトンが「独裁体制で公演した初の有名ミュージシャン」とされることに懸念を示し、取り消された。

 北朝鮮側は、他のミュージシャンの出演交渉を依頼。大御所ロックバンド、ローリング・ストーンズの話もあったが、北朝鮮側は「あまりに退廃的ではないか」として不調に終わったという。

 クラプトンは20日にソウルで公演を予定。同紙によると、シンガポール公演の会場が正哲氏によって混乱したとして、クラプトンがマネジャーを通じ「ソウル公演に(正哲氏が)来ることはないか」と韓国側に確認してきたという。(共同)

続きを表示

2011年2月19日のニュース