上原多香子が映画初主演、温泉街の若女将に

[ 2011年1月19日 06:00 ]

映画「恋谷橋 La Vallee de l’amour」で初主演を果たすSPEEDの上原多香子

 「SPEED」の上原多香子(28)が映画初主演する。さびれた温泉街の中で巻き起こる人間ドラマを描いた映画「恋谷橋 La Vallee de l’amour」(監督後藤幸一)で、今夏公開予定。原作は「第1回スーパーシナリオグランプリ」の大賞作品「雨の中の初恋」。

 舞台は鳥取県の三朝温泉。朋子(上原)は不景気の影響で東京のデザイン事務所をリストラされ、実家の温泉旅館に戻る。だが、そこはかつての繁栄がうそのように活気が失われた温泉街。父が倒れるピンチの中、朋子は母の後を継ぎ若女将として街の人々と温泉街の立て直しに奮闘する。

 後藤監督が「いつまでも変わらない透明感が主人公の朋子のイメージにぴったりだった」と主演に抜てき。上原は「物凄く大きな緊張とプレッシャーがあった」という。ロケの空き時間に1人で温泉街を歩くなど、少しでも街の雰囲気をつかめるようにと熱心に取り組んだ。撮影を終え「映画と向き合って見えてくるものや感じることを素直に表現しようと思いました」と話している。

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2011年1月19日のニュース