細川俊之さん急死…自宅で転倒し急性硬膜下血腫で

[ 2011年1月14日 18:50 ]

急性くも膜下血腫のため死去した細川俊之さん

 クールな二枚目俳優として、映画やテレビ、ミュージカルなどで幅広く活躍した細川俊之(ほそかわ・としゆき)さんが14日午前5時24分、急性硬膜下血腫のため死去した。70歳。福岡県出身。葬儀・告別式は行わない。

 12日に自宅で転倒し、頭部を打ち病院に運ばれた。

 大学中退後、俳優座養成所を経て、1964年に文学座入り。若手の二枚目俳優として頭角を現し、舞台や映画で活躍。70年の吉田喜重監督「エロス+虐殺」で注目を集めた後に文学座を退団しフリーに。74年にはドラマ「時間ですよ 昭和元年」で陰のある男を演じて話題となった。

 独特の美声を生かしてミュージカルでも活躍。木の実ナナさんと共演した「ショーガール」の公演は15年間にわたって続いた。ラジオのディスクジョッキーとしても人気を集め、2004年から大阪芸術大芸術学部教授も務めていた。

 ほかの出演作に、映画「ラヂオの時間」、ドラマ「ムー一族」「毛利元就」などがある。

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2011年1月14日のニュース