AKBに続け「会いに行けるバンド」デビュー

[ 2011年1月13日 06:00 ]

花団の「俺のブーメラン」のプロモーション・ビデオに西城秀樹、小島よしおが共演

 「会いに行けるアイドル」ことAKB48が大ブレークした中「会いに行けるバンド」がデビューする。99年結成の男性4人組「花団(はなだん)」。2月2日のメジャーデビュー後もアルバイト生活を続け、ホームページ上で勤務シフト表を公開。ライブ以外にバイト先でも会えるのがミソだ。デビュー曲「俺のブーメラン」には西城秀樹(55)、小島よしお(30)が参加。援軍の顔ぶれもユニークだ。

 デビューを夢見てバイトをするのはロックバンドの定番。花団は「デビュー後もバイトをします。どんなに売れてもバイトは続けます!」という変わり種だ。

 ボーカルの塚原一繁(30)は大手焼き肉チェーン店、ドラムスの辰巳裕二郎(31)は寿司宅配「銀のさら」、ベースの秋田潤(30)はラーメン店「味源」でそれぞれ勤務中。ホームページ上では3人の勤務地や出勤する日と時間帯の「シフト表」を公開。コンセプトは「会いに行けるバンド」だ。

 ステージから下りた私生活でも会えるところは「会いに行けるアイドル」として出発し、いまや大人気の「AKB48」よりも距離感がさらに近い。ギターの森真悟(31)は現在バイト先を募集中で「バンドに興味を持ったところからオファーがあれば」と話している。

 2月2日にアルバム「花団」でユニバーサルからメジャーデビューするのに先駆け、12日からリード曲「俺のブーメラン」の配信を開始。同曲には♪ブ~メラン、ブ~メラン…のサビで有名な「ブーメランストリート」を77年にヒットさせた西城がコーラスで参加。「バンドもバイトも素直に頑張る姿に心を打たれた」と感動しており、ミュージックビデオにも出演し、当時をほうふつさせる派手な衣装で踊りながら熱唱している。

 さらに「平成のブーメラン男」として、小島がいつものブーメランパンツ1丁でコーラス&ビデオに参加。「勝手に自分の公式テーマ曲として使いたい」とすっかり花団にほれ込んでいる。

 99年に結成され、サンボマスター、マキシマムザホルモンら人気バンドから支持を受け、数多くの前座に起用されたことから「前座の神様」の異名もとる花団。満を持してのメジャーデビューに「もうカンゲキです」と胸を熱くしている。

 

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2011年1月13日のニュース