海老蔵 殴られ顔面骨折!以前トラブルの知人か?

[ 2010年11月26日 06:00 ]

市川海老蔵が暴行を受けたとされる東京・港区の路上

 歌舞伎俳優の市川海老蔵(32)が25日朝、顔面血だらけで東京都目黒区の自宅に帰り、港区内の病院に緊急搬送された。鼻の左側が陥没骨折し、左ほお骨にひびが入るなど重傷で、そのまま入院。飲食店で酒を飲んだ際にトラブルになって殴られたといい、警視庁目黒署では傷害事件とみて調べている。110番通報したのは妻でタレントの小林麻央(28)で、「生きててよかった」と話している。

 今年3月の婚姻届提出から約9カ月。タクシーで朝帰りした夫を出迎えるため、麻央がドアを開けると、海老蔵の顔は血だらけになっていた。
 慌てた麻央は午前7時20分ごろ「夫が、ケガをして帰ってきた」と110番通報。近所の住民によると、救急車で搬送される際、自宅には父親で歌舞伎俳優の市川団十郎(64)が駆けつけ、麻央とともに救急隊員に事情を説明。海老蔵は、準備された担架は利用せず、歩いて救急車に乗った。顔は真っ赤に腫れ上がり、Tシャツの背中や肩の部分に血痕が付着していたという。
 搬送の際は母親の希実子さんが付き添った。病院では午前中にCTスキャンなどを受け、午後も精密検査が続き、そのまま入院。耳鼻科の医師が主治医を担当しているという。
 鼻骨の陥没骨折のほか、左ほお骨にひびが入り、前歯が欠け、左目付近に内出血があり、左側頭部も負傷。胸など全身を打撲しており、顔などを数回にわたって激しく殴られたとみられる。
 同署によると、海老蔵は「西麻布の飲食店で仲間らと飲酒していた際に数人のグループと知り合った。そのグループと一緒に飲み、トラブルになり殴られた」と話している。搬送時、かなり酔っていたという。記者会見した団十郎は海老蔵から「飲んでいて具合が悪くなった人を介抱していたら、そばにいた人に一方的に殴られた」と報告を受けたと明かした。被害届は出していない。
 関係者らによると、海老蔵は24日午後11時半ごろから、西麻布の飲食店で歌舞伎俳優らと飲食をした。25日午前0時半ごろ、1人で2軒目に向かい、仕事以外の友人4、5人の男性グループと合流。以前、海老蔵との間に何らかのトラブルがあった知人も加わり、この知人と2人で3軒目に入った後、殴られたとの情報もある。
 現場は芸能人も多く出入りする西麻布の飲食ビルとみられ、25日午前3時ごろ、このビルの11階で海老蔵が男性と2人で飲んでいる姿が目撃されている。目撃者は「海老蔵さんは酩酊(めいてい)状態で、心配した店員が声をかけるほどだった。1階に降りた際に何らかのトラブルとなり、殴られたのでは」と証言している。
 海老蔵をよく知る関係者は「酒を飲むと大きな口をたたくところがある。5年ほど前にも血気盛んな相手に挑発的な言葉をはき、騒ぎになったことがある」と酒癖の悪さを指摘する。
 25日は歌舞伎の製作発表を予定していたが、体調不良を理由にキャンセルすることを前日の24日午後1時半ごろにマスコミ各社に伝えていた。同6時半ごろ、外出先から帰宅した際、取材陣が体調について質問をしても、何もコメントしなかった。

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2010年11月26日のニュース