スーザン・ボイル熱唱 ローマ法王野外ミサに7万人

[ 2010年9月17日 10:06 ]

ローマ法王のミサの前に熱唱して声援に応えるスーザン・ボイル

 英国を公式訪問しているローマ法王ベネディクト16世(83)は16日夕、英北部スコットランドのグラスゴーの公園で野外ミサを主宰、約7万人の信者とともに祈りをささげた。

 ミサの前後には、英国のオーディション番組から一躍世界的スターになった女性歌手スーザン・ボイル(49)がミュージカル「レ・ミゼラブル」の挿入歌「夢やぶれて」などを熱唱、法王も会場を去る前に一時、歌声に聞き入った。
 法王はミサで、英国で近年、脱宗教化の流れが強まっているとの認識を示した上で、現代は伝道活動が「より一層重要になっている」と語り、「宗教的信念を平等と自由に対する脅威であるかのように語る者すらいる」と強い警戒感を示した。
 カトリック教会は当初、今回のミサに約10万人が参加すると見込んでいたが、これを割り込んだ。28年前に前法王の故ヨハネ・パウロ2世が非公式ながら訪英した際に同じ公園で行ったミサには約25万人が集まったとされる。(共同)

続きを表示

2010年9月17日のニュース