ジョー山中の自宅全焼…ＢＢＱの火の不始末か

現場検証が行われたジョー山中の自宅

　ミュージシャンのジョー山中（６４）の神奈川県鎌倉市にある自宅が６日、火災で全焼した。当時、就寝中だった山中と妻（３６）、長男（６）、次男（３）の４人は全員逃げ出して無事。ケガ人はなかった。

　大船署によると、午前５時半ごろ、妻が焦げたにおいに気づいて起き、近隣住民に１１９番を依頼した。火は約１時間後に消し止められたが、木造平屋約１００平方メートルを全焼した。神奈川県警が出火原因を調べているが、山中らは前日５日に知人ら約３０人を招き、午後１時から９時まで庭でバーベキューをしていた。家族で最後に妻が就寝したのは午前１時ごろだったという。
　自宅は小高い丘の上に建っており築年数は約５０年。山中は１５年ほど前から住んでいたという。近所に住む男性は「パチパチという音の後、パンという破裂音がして外に出たら３メートルほどの火柱が真上に上がっていた」と驚いていた。家が古かったため火の回りが早く、地元消防団員は「駆け付けた時には、すでに天井が抜け落ちていた状態だった」と説明した。
　県警はバーベキューと出火の関連性も含め調査しているが、参加者は「建物とは少し離れた場所で焼いていた」。別の参加者は「きちんと火の始末もしたはずだが…」と話している。
　山中はことし２月に肺がんが見つかり、女優の樹木希林（６７）から紹介された鹿児島県内の病院で定期的に抗がん剤投与や放射線治療を受けている。現在は自宅で療養中だった。