松下奈緒が紅白司会?「ゲゲゲ…」高視聴率で白羽の矢

[ 2010年8月20日 06:00 ]

「ゲゲゲの女房」がクランクアップし笑顔の松下奈緒と向井理

 女優の松下奈緒(25)がヒロインを務めるNHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」が19日、東京・渋谷の同局でクランクアップした。平均視聴率18%の高い支持を背景に、NHKでは朝の顔として定着した松下を年末の紅白歌合戦の紅組司会候補にリストアップ。松下も「歌は大好き。そのような話があるならうれしいです」と話した。

【テレビ視聴率】

 夫の水木しげる役を務める俳優の向井理(28)と並んで最終シーンのチェック。10カ月間の撮影を思い出した松下の涙が止まらない。
 「思い出が走馬灯のように流れて。たくさんの人に支えられてここまで来られたことを忘れないようにしたい」。一反木綿の紙吹雪が舞う中、共演者やスタッフに感謝しながら何度も目頭を押さえた。
 クランクアップでの場面同様、ほのぼのとした泣き笑いをちりばめた「ゲゲゲ…」。最高視聴率21・8%、平均視聴率は18・0%(8月17日現在)と高い支持を集める中、朝の顔として全国的に注目を集めた松下に、NHKは年末の国民的行事「紅白歌合戦」の紅組司会者として白羽の矢を立てそうだ。
 8日に収録した21日放送の歌番組「思い出のメロディー」(後7・30)では司会に抜てきされ、得意のピアノを披露したほか、同じく司会の三宅裕司(59)との絶妙な掛け合いを披露するなど大役をクリア。松下も「(司会は)難しかったですが勉強になりました。紅白の司会?歌は好きですし、そのような話があればうれしいです」と笑顔で応えた。
 これまで同年に「思い出…」と紅白の両方を務めたのは森光子(90)と佐良直美(65)で、いずれも紅白史に残る名司会。朝ドラのヒロインから紅白司会になった中には最高49・7%の視聴率を記録した86年「はね駒」の斉藤由貴(43)がいるなど高視聴率が起用の背景となっている。
 また、05年の初登場から昨年まで4度の紅白司会を務めた仲間由紀恵(30)は01年に歌謡チャリティーコンサート、03年に思い出のメロディーと、同局の音楽番組の司会を担当。高視聴率に加え、音楽番組での実績からも有力候補となっている。

 ≪92年「ひらり」石田ひかりも≫朝ドラヒロインから紅白司会に起用されたのは、斉藤のほか、92年「ひらり」の石田ひかり(38)。こちらも最高視聴率が43%台と高水準だった。また、01年「ちゅらさん」の国仲涼子(31)は同年に「思い出のメロディー」の司会を務めたが、この年の紅白は芸能人ではなく局アナに司会を任せることになった。

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2010年8月20日のニュース