高額脱税 舟木一夫後援会の女社長に有罪

[ 2010年3月2日 18:04 ]

 ヒット曲「高校三年生」で知られる歌手舟木一夫の後援会運営会社「藤谷」(旧・舟木一夫友音事務所、東京)が法人税計約4900万円を脱税したとして、法人税法違反の罪に問われた社長藤谷和子被告(73)に、東京地裁は2日、懲役8月、執行猶予3年(求刑懲役10月)の判決を言い渡した。

 同罪に問われた法人としての藤谷には罰金1000万円(求刑罰金1500万円)の判決。
 片岡理知裁判官は判決理由で「被告は(舟木の)人気が落ちた場合に備え、(ファンからの)会費やカンパによる収入を留保しようと考えて脱税した」と指摘。「脱税額は高額で悪質な犯行だが、反省している」と述べた。
 判決によると、被告は2008年6月期までの3年間に、裏帳簿などを使って会費やカンパなどの所得計約1億6800万円を隠し、法人税計約4900万円を脱税した。

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2010年3月2日のニュース