根強い人気の百恵楽曲 ついに着うた解禁!

[ 2010年1月15日 06:00 ]

 1980年に芸能界を引退した山口百恵さん(50)=現姓三浦=の全発表作274曲の音楽配信が全面解禁される。引退30周年と所属した芸能事務所ホリプロの創業50周年を記念したもので、百恵さんの誕生日の17日から4週にわたって「着うたフル」「着うた」などを順次配信。百恵さんも「そういうのがあるんですね」と言い、根強い人気に驚いているようだ。

 昨年春、92年に急死した不世出のロックシンガー尾崎豊さん(享年26)の音楽配信がスタートし「着うた解禁されていない最後の大物」と業界で言われていた百恵さん。
 配信元のソニー・ミュージックダイレクトによると、一昨年から配信を検討。宇多田ヒカル(26)がライブで「プレイバックPart2」を歌ったり、桑田佳祐(53)も「いい日旅立ち」を歌うなどいまだ根強い人気がある中「配信という手段で若い人たちにもっと百恵さんの歌を伝えていきたい」と考えたという。その中でホリプロから「あれだけの大物なのでタイミングを大事にしたい。何らかの節目がいい」と提案があり、引退30周年と事務所創業50周年にあたる今年に実現することになった。
 配信するのはシングル全32作をはじめとした全発表作274曲。俳優三浦友和(57)と結婚した80年11月19日に発売したラストシングル「一恵」や「さよならの向う側」「ロックンロール・ウィドウ」など79~80年に発表された全71曲を百恵さんの誕生日の17日から配信し、過去にさかのぼっていく形で4週間にわたって順次配信していく。
 80年10月5日に東京・日本武道館で行ったファイナルコンサートのビデオクリップも毎週1曲ずつ配信(計4曲)。料金は、着うたで税込み105円、着うたフル420円、ビデオクリップ525円になる。
 印税も入る百恵さんには当時のチーフマネジャーだったホリプロの小田信吾相談役が直接報告。「そういう配信というのがあるんですね」と、引退から30年でのプロジェクトに驚いていた様子。反響によっては第2弾の百恵さん企画を検討する。

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2010年1月15日のニュース