詐欺事件謝罪 小室哲哉、再出発ステージ
著作権譲渡をめぐる詐欺罪で5月11日に懲役3年、執行猶予5年の判決を受けた音楽プロデューサー小室哲哉(50)が22日夜、東京・調布市の味の素スタジアムで開かれた音楽イベント「a―nation」でライブ復帰した。妻KEIKO(37)らと「globe」として出演し、観客に「大変迷惑を掛けました」と謝罪。現在は夫婦で賃貸マンションを探しており、新人並みの月給制で再出発する。
事前告知はいっさいないシークレット出演だった。
午後6時20分、小室は何のアナウンスもない中、5万人の観客の前に1人静かに登場。舞台は暗転していたため、グランドピアノに座っても誰も気付かなかった。しかし、globeのヒット曲「DEPARTURES」を独奏し始め、スポットライトが当たると、大歓声に変わった。
ステージは、昨年8月31日に同スタジアムで開催された「a―nation」以来。白いスーツはglobeのデビューライブ(95年8月)の時と同じで、初心を強調したようだ。
安室奈美恵に提供した「CAN YOU CELEBRATE?」、TM NETWORK時代の「Get Wild」などの代表曲も黙々とメドレーで演奏。どれも詐欺事件で犯罪の“道具”に使われた曲だ。しょく罪の思いを込めるように弾き、観客から手拍子が鳴った。
5分間の独奏を終えると観客はスタンディングオベーションで迎えた。小室は涙ぐみながら1分以上、深々と頭を下げ「大変迷惑をかけました。そして心配もたくさん掛けました」と謝罪。復帰の場を設けたエイベックスに感謝した上で「僕のピアノに耳を傾けてくれた皆さん、本当にありがとうございました」と話した。
そしてギターを手に取ると、KEIKOとマーク・パンサー(39)が登場。大歓声の中、97年のヒット曲「FACE」と02年の「Many Classic Moments」を披露。いずれの歌詞にも「反省は毎日で」「今からでも歩けるかな 今からでもつくれるかな」といった現在の心境と重なる言葉があった。
関係者によると、最近は「時には食事をとることも忘れて曲作りに没頭している」という。新たに個人事務所「a nine」を設立し、今月1日にエイベックスと専属契約。金額は明かさないが、気持ちも新たに新人クラスの月給制でのスタートとなった。
ステージでは自ら育てた「TRF」とも共演。楽屋では「この日、この瞬間、この気持ちを絶対に忘れることなく、これからも皆さんに喜んでいただける曲を作っていきたい」と誓った。
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