チャンさん所属事務所代表 知人尾行で潜伏先特定

[ 2009年6月25日 10:41 ]

 自殺した韓国の女性タレント、チャン・ジャヨンさんの所属事務所前代表金鍾承容疑者(39)が日本に不法滞在した容疑で逮捕された事件で、警視庁が韓国から来日した知人の動向を捜査し、金容疑者の潜伏先を特定していたことが25日、警視庁組織犯罪対策2課への取材で分かった。

 組対2課によると、金容疑者は3月4日に日本に入国した。3日後にチャンさんが自殺しているのが見つかり「性接待を強要された」などとメモを残していることが判明。韓国捜査当局が金容疑者の逮捕状を取って行方を捜す事態となり、日本で逃走生活を続けた。
 組対2課は、韓国人の知人男性が金容疑者に会いに来ていることを把握。来日後の知人を尾行し、今月24日に都内のホテルに現れた金容疑者を発見。入管難民法違反(不法滞在など)容疑で現行犯逮捕した。
 金容疑者は長野県白馬村のペンションなどに滞在。在日の韓国以外の大使館に実名で電話をかけ「移住したい」などと話したこともあったという。韓国側は日本に捜査協力を要請しており、金容疑者は逮捕を逃れるため、第三国への出国を計画していたとみられる。

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2009年6月25日のニュース