復活意欲も…ラウドネス樋口宗孝さん死去

[ 2008年12月1日 06:00 ]

30日死去したラウンドネスのドラムス・樋口宗孝さん

 ロックバンド「LOUDNESS(ラウドネス)」のリーダーでドラムスの樋口宗孝さん(49)が30日、死去した。

 ギタリストの高崎晃は、自身のHPで「今朝LOUDNESSのドラマーの樋口宗孝が肝ガンの為、永眠しました。たくさんの応援とお見舞い、ありがとうございました」とファンに報告した。

 樋口さんは今年4月、3月に受診した人間ドックで異常が見つかり、4月7日に精密検査を受けたところ肝細胞がんであると診断されたことを公表。バンド活動を休止して、抗がん治療を続けていた。

 10月には、公式ホームページでファンに向けて「生死をかけての大手術により、肝臓も半分以上摘出し、現在もなお、治療を行っております。まだ危険な状態を脱したわけではなく、今後の見通しも予断を許さない」と近況を報告。「精神力と体力で、引き続き、この大病と闘っていく」と再起に強い意欲をにじませていたが、かなわなかった。

 ◆樋口 宗孝(ひぐち・むねたか)1958年(昭33)12月24日、奈良市生まれ。高校卒業後、アイドルバンド「レイジー」を結成、デイビーの愛称で人気に。78年発売の「赤頭巾ちゃんご用心」が大ヒット。解散後の81年にラウドネス結成。85年には「サンダー・イン・ジ・イースト」で世界デビュー。浜田麻里らのプロデューサーとしても活躍。

続きを表示

2008年12月1日のニュース