米倉涼子“念願”ミュージカル初挑戦

　女優の米倉涼子（３２）がミュージカルに初挑戦する。１０月から、東京・赤坂ＡＣＴシアターで開幕する「ＣＨＩＣＡＧＯ（シカゴ）」に主演。米ブロードウェーでロングラン中の傑作を、オリジナルと同じ演出、スタッフで日本版に挑む。

　ブロードウェーでは１９７５年に初演。１９２０年代のシカゴが舞台で、スキャンダルを逆手にとり、スターダムを駆け上がる２人の女優を描く。９６年にリバイバルされ、米演劇界の最高栄誉とされる９７年度トニー賞で主要６部門を受賞。０２年には映画化もされた。
　米倉は休暇を利用して、ブロードウェーに単身乗り込むほどのミュージカル好き。特に同作はニューヨーク、ロンドンなどで過去に４、５度観賞しており「以前から漠然と舞台に立っている自分を思い描いていた」。本紙の正月企画「０８年書き初め美人」でも、「ミュージカルがやりたい」と色紙に「踊（る）」としたためており、“念願”をかなえた。
　ステージでは踊りと歌も披露。過去に「歌うことは苦手…」と話しており、公の場での歌唱披露は０２年に司会を務めた歌番組で「モーニング娘。」の「ＬＯＶＥマシーン」を披露した程度。「かなり高いハードルになると思いますが、この機会を無駄にしないように頑張りたい」と胸を躍らせている。