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「フォー」が開いた携帯の可能性

携帯コンテンツではHGの「フォー」が爆発的なヒットとなった
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 原価がほとんどかからなくて日銭がチャリンチャリン…という魅力的な商売が携帯電話のコンテンツビジネス。吉本興業グループの「(株)よしもとファンダンゴ」が手掛ける「ケータイよしもと」で配信サービスを展開している。

 お父さん世代に分かりやすく説明すると、世界のナベアツの「3の倍数の時だけアホになる」というギャグの声や映像などを100円くらいの金額で携帯を通じて買うというもの。携帯会社がお金を回収する仕組みを確立しているのがビジネスモデルとして大きい。

 「携帯サイトを立ち上げたのは2002年。今は待ち受け画面とか6700種類くらいあります。着ボイスで人気があったのはレイザーラモンHGですね。フォ〜!がお金になることを初めて気付かせてくれました」(同社・梁弘一社長)

 HGの声をサンプリングした「メール、フォ〜!」「電話、フォ〜!」が人気商品になったのは2005年。そこら中の携帯の着信音が「フォ〜!フォ〜!」と鳴っていたのは記憶に新しい。キャラが分かりやすくて、短いメロディーがウケる条件だ。

 一世を風靡(ふうび)したムーディ勝山の「右から来たものを左へ受け流す歌」は240万ダウンロードを記録。今年は、はんにゃの「ズクダンズンブングンゲーム」が120万件で注目を集めた。「ムーディには印税とは別でボーナスも出しました。○百万円はあげたように思いますよ」(梁氏)。芸人にとってもヒットすれば一獲千金を狙える。

 はんにゃ金田、ライセンス藤原、NONSTYLE石田ら“男前芸人”も不滅のコンテンツだ。携帯のヘビーユーザーである女子学生層と需要と供給のバランスが一致しているだけに売れる。

 「世界的に考えると、これからは芸人のノンバーバル(言語なしの映像)をどうするかですね。日本は携帯先進国ですけど何がスタンダードになるのか3年先は誰にも分からない。そこをどう見極めるか」(梁氏)

 海外の現状も冷静に見据えつつ商品を開発。流行りそうなものを敏感に察知できれば「チャリン、チャリン」で「ウハウハ」も夢ではない。

[ 2009年11月27日 ]

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