大阪発!女だらけ本音トーク

 ――子供たちに希望と勇気を

 揺るぎないテーマがあります。それは「夢」です。夢に向かって挑戦する子供たちに希望と勇気を与えたい。健全育成にふさわしくない情報とは一線を画し、本物の感動を伝えたい。そんな理念のもと、より多くの子供たちに読んでもらおうとフリーペーパーとしてスポニチジュニアは誕生しました。

 ――松坂が「順番待ち」

細かくルビが入った紙面
 スポーツ紙初の取り組みに取材対象者の一流アスリートも多いに協力してくれました。創刊号の1面を飾ったマリナーズ(当時)・イチローを例に挙げます。取材を依頼すると、今まで子供たちに語りかけるようなメディアがなかったと、二つ返事で快諾。しっかり趣旨を理解してもらい、熱いメッセージを届けてくれました。その後、楽天・田中マーくんやゴルフの石川遼くんらの賛同を得て、取材はいたってスムーズに進められました。レッドソックス(当時)・松坂大輔にいたっては早く自分の思いを紙面にしてほしいと一面の「順番待ち」をしてもらうほどでした。

 ――工夫は細部まで

 紙面制作面での工夫は半端ではありません。まずはルビです。記事中のすべての漢字に読みがなをつけるのは、子供に抵抗なく文章に入り込んでもらうためです。スポニチ本紙ではほとんど見られないルビ。一見簡単そうな作業に思えますが、1字1字つけていくと1ページで2時間近くかかります。

 そして色遣い。スポニチジュニアの紙面は子供たちに受け入れやすいパステルカラーを中心にレイアウトしています。赤や金というインパクトの強い「どぎつい」色は極力避けています。一面のメーン見出しは色弱者に配慮し、鮮やかなグリーンを選択しました。

 ――優しく、分かりやすく

レッドソックス(当時)の松坂が1面となったスポニチジュニア7号
 見出しの言葉に関しては、とにかく分かりやすく、を第一に考えています。大人を対象にしたスポーツ紙の常套句は使いません。さらには「~だよ」と子供に語りかける見出しも使うようにしています。スポニチジュニアだけで使用する優しい印象の見出し文字スタイルもつくりました。ほかにはイラストを多用し、子供の興味を引くことも忘れていません。文字そのものや行間はスポニチ本紙より大きくしています。

――紙面作りに妥協なし

 完成した紙面からは柔らかく、楽しい印象を受け取れると思います。しかし、対照的にその裏側には社員全員の厳しく、妥協を許さない姿勢が隠れています。スポニチジュニアの委員会を立ち上げ、毎回東京本社組、大阪本社組が会議を重ねて企画を練り上げています。原稿、レイアウトのチェックは厳しいです。刷り上がった未完成の紙面にはデスク以上の者から多くの注文が入ります。イラストが少ない、イメージと違う。何度もつくりなおし、最良の紙面を目指します。これらの努力が実を結び、第4回キッズデザイン賞を受賞できました。趣旨に賛同してもらった小学校や自治体、イベント会場で配布しており、次第に反響は大きくなっています。
 子供が夢に向かって挑戦するように、我々も社員一丸で新しい取り組みに挑戦しています。

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