試乗リポート
2代目は環境性能が向上 フォルクスワーゲン「トゥアレグ」
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| フォルクスワーゲン「トゥアレグ」 |
フォルクスワーゲンのプレミアムSUV「トゥアレグ」が7年ぶりにフルモデルチェンジされた。2代目「トゥアレグ」は環境性能の向上が最大のセールスポイントとなっているが、やはりSUVとしての走行性能も気になるところ。長野・白馬八方尾根スキー場で行われた雪上試乗会に参加した。
今年は結構雪が降った。スノースポーツ好きとしては大喜びだが、持っているクルマは残念ながら?普通のFF。ゲレンデに通い詰める人、普段は都市部に住み、ひと冬に1〜2度程度しか山に行かない人、日常的に雪道を走らなければならない人、ライフスタイルは様々でも、やっぱりクルマは四駆がほしくなってきた…という場合、じゃあどの四駆がおすすめなのか。今回紹介する新型トゥアレグの場合、正直言って少々値が張るが、試乗してみると「おおお!」の連続だった。
というのも至極当然で、運転したのは長野県白馬八方スキー場に設けられた雪上特設コースだったから。天気が良すぎて表面が少々シャーベット状になってはいたが、通常の路面としては大いにあり得る条件だ。キーホールがステアリングの左サイドにあったり、シフトレバーの周囲に見慣れぬ操作ボタンが集中していたりと、運転席はなんだか非日常の世界。RVなのでアイポイントは当然高く、視界はいいけど、なんだか落ち着かない。
だがいざクルマを動かすと、そこはかとなく心地よかった。最新の電子デバイスを搭載したESPやEBDがフル稼働しているおかげだろう。エアサスのコントロールで車高を変えられるので、多少のバンプが現れても苦労せずに澄む。走行モードが「OFF ROAD」または「LOW」の場合、急な下り坂ではブレーキを踏まなくても最速20キロのリミットがかかり、お行儀よろしく坂を降りていく。通常の四駆ではエンジンブレーキとフットブレーキを併用して、慎重に下っていくが、これを技術の力に任せっきりにできる。初めて通る道などで緊張気味の運転を強いられる場合など、大いに味方になってくれるだろう。運転手に残されているのは、ステアリングを握っているだけ。ちょっと大げさだけど、そんな印象だ。
四駆のシステムはフォルクスワーゲンのグループでもあるアウディの技術が生かされているとのことで、これを聞いただけでも妙に安心感がある。雪道の場合、この「安心感」が一番なんですよ。
驚くのはトランスミッションが先代の6速から8速に進化したことだ。えっ8速?F1も真っ青ではないか。もちろん変速がスムーズになる、という利点が真っ先に思い浮かぶ。事実、先代トゥアレグオーナーも同じ試乗会に参加していたが「変速がびっくりするくらい静かだった」と印象を語っていた。
さらに、今回は雪上なので実感できなかったが、高速走行でのメリットも多いにありそうだ。特に高速道路で8速走行中心の燃費には期待できる。カタログに示された燃費(10・15モード)は9・5キロだ。フルタイム四駆で、3・6リットルV6エンジンを搭載し、2トンを超える車重を考えると、結構いい数字だと思う。さらに気に入ったのは最小回転半径の5・5メートル。でかいなりして、意外に小回りがきくじゃないか。ナビをつけても道に迷う筆者には最適かな?(よくUターンしますからね)
問題は走行モード選択などのスイッチ類が多すぎて、どこまで理解しながら運転できるのか、というあたりだろうか。最新型の携帯電話を持っていても、使う機能は1割程度なんていう人なら「ふんふん」とうなずいてくれるかもしれない。
[ 2011年2月22日 ]
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| トゥアレグ V6(4WD)主要諸元表 | ||
| 全長 | 4800ミリ | |
| 全幅 | 1945ミリ | |
| 全高 | 1740ミリ | |
| ホイールベース | 2905ミリ | |
| トレッド前・後 | 1650・1670ミリ | |
| 最低地上高 | 205ミリ | |
| 車両重量 | 2190キロ | |
| 最小回転半径 | 5.5メートル | |
| 燃費 (10/15モード) | 9.5キロ/L | |
| エ ン ジ ン |
形 式 | V型6気筒DOHC |
| 総排気量 | 3598cc | |
| 最高出力 | 206kw(280ps)/6200rpm | |
| 最大トルク | 360N・m(36.7kg・m)/2900―4000rpm | |
| タンク容量 | 100リットル | |
| 価格 623万円 | ||


















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