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トヨタが24万台リコール 出力低下の恐れ

[ 2016年11月24日 17:15 ]

 トヨタ自動車は24日、エンジンに燃料を噴射するノズルの不具合で出力が低下する恐れがあるとして、ディーゼル車「ハイエース」など4車種、計24万3907台(2010年7月~16年7月生産)のリコールを国土交通省に届けた。

 国交省によると、ノズルの先端が水分で腐食して穴ができ、燃料が通常より多く噴射されることがあり、すすが大量に発生して出力が低下するという。10年12月以降、警告灯がついたり、マフラーから黒煙が出たりする不具合が211件報告されている。

 リコール対象のうち21万881台は、燃料ポンプの強度が足りず、亀裂から燃料が漏れてエンジンが止まる恐れもある。

 また同社は、シフトレバーの不具合で走行不能になる恐れがあるとして「トヨタ救急車」など3車種、計7万4808台(09年12月~12年4月生産)のリコールも届けた。うち3万7140台は、燃料噴射ノズルやポンプの不具合のリコール対象にもなっている。

 素早いシフト操作を繰り返すとレバーの根元の金属部品が摩耗し、走行不能やギア誤認識の恐れがある。14年7月以降に6件のトラブルが起きているが、事故例はない。

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