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NSXの本格量産開始 ホンダ、米工場の生産倍増

[ 2016年11月11日 16:52 ]

ホンダのNSX専用工場

 ホンダは10日、10月末から高級スポーツカー「NSX」の本格量産を始めたことを明らかにした。1日の生産規模を、当初の4台程度から倍増の8台に拡大した。北米や日本などで受注が好調なことが背景で、生産体制を整えて年間1500台程度の販売を目指す。

 マイク・フィッシャー工場長は「市場の需要があれば(将来的に)1日10台まで造っていきたい」と、一層の生産拡大に意欲を示した。

 約10年ぶりに復活したNSXは三つの高出力モーターを搭載したハイブリッド車。約7千万ドル(約75億円)かけて整備した米中西部オハイオ州の専用工場で、今年4月下旬から量産を始めている。手作業の工程が多く1日の生産台数が限られていたが、作業内容を見直すなどし、生産拡大にこぎ着けた。

 ホンダによると、10月末までに米国向けなどに326台出荷した。日本では今年8月から受注が始まっている。販売台数は年間100台の予定だが、既に2年分に当たる約200台の受注があるという。

 初代NSXは1990年に発売。国内工場で生産し、本格的なスポーツカーとして人気を呼んだが、2005年に製造を終えた。

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