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カローラ、発売から50年 トヨタ、特設サイトで紹介

[ 2016年11月4日 17:25 ]

トヨタ自動車が1966年に発売した初代カローラ(提供写真)

 トヨタ自動車の主力乗用車「カローラ」が、5日で発売から50年。初代は高度経済成長期に大衆車として人気を集めたが、現在は海外での販売が9割以上を占める。トヨタは50周年を記念し、展示会やインターネットの特設サイトでカローラの歩みを紹介している。

 カローラは「花の冠」との意味で、自動車市場に咲く花になるようにとの思いを込めて名付けられた。国内ではカローラを代々乗り継ぐファンが多く、累計販売は車種別で世界トップの約4400万台に上る。ドイツのフォルクスワーゲン(VW)の「ゴルフ」が約3300万台で続くが、差は大きい。

 初代カローラは、当時ライバルだった日産自動車の「サニー」と比べ、排気量を100CC多い1100CCに設定。赤を基調とした特徴的な内装や、手頃な価格でマイカーブームの火付け役になった。

 サニーのブランドは後に消滅したが、カローラは海外に主戦場を移し、地域によっては高級車としても使われている。

 特設サイトは、歴代開発責任者のインタビューや、自動車ジャーナリストのコラムを掲載。自動車テーマパーク「メガウェブ」(東京)では、初代カローラや50周年記念の特別仕様車を25日まで展示している。

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