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国内新車販売3年ぶり増加 523万台、新型車が寄与

[ 2018年1月5日 19:40 ]

 2017年の国内新車販売台数(軽自動車を含む)は、前年比5・3%増の523万4166台と3年ぶりに増加した。日産自動車とSUBARU(スバル)の無資格検査問題が逆風となったが、各社が売り出した新型車が好調で販売増に寄与した。国内景気の回復を背景に、消費者の購買意欲が高まったことも影響した。500万台の大台を回復するのは2年ぶり。

 日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会が5日発表した。自販連は「消費者の財布のひもは緩んでいる。今年も3月に向けた需要期に好調な販売が期待できる」とみている。

 軽以外の自動車(登録車)の販売台数は、前年比4・5%増の339万824台と、2年連続で前年を上回った。トヨタ自動車のスポーツタイプ多目的車(SUV)「C―HR」やホンダのミニバン「フリード」などが売れ、市場全体をけん引した。

 登録車のうち、外国メーカーの販売台数は20年ぶりに30万台を超えた。

 軽は6・8%増の184万3342台と3年ぶりに増加した。16年は燃費不正問題の影響で三菱自動車や日産の軽の販売が落ち込み、その反動が大きい。ブランド別ではダイハツ工業が60万2789台と3年連続で首位に立ち、スズキが55万6291台で2位だった。

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