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マツダ新型SUV12月発売 CX―8、ディーゼル専用

[ 2017年9月14日 16:52 ]

 マツダが発表した新型SUV「CX―8」=14日午前、東京都港区
Photo By 共同

 マツダは14日、新型のスポーツタイプ多目的車(SUV)「CX―8」を12月14日に発売すると発表した。3列の座席で最大7人が乗車できるモデルを用意し、ミニバン利用者などの取り込みを狙う。ガソリン車は設定せず、ディーゼル専用車とした。

 CX―8に搭載するのは2・2リットルのディーゼルエンジンで、力強い走りと高い環境性能を実現した。自動ブレーキや誤発進を防ぐ機能など先進的な安全技術も標準装備し、外観は躍動感のあるデザインに仕上げた。

 ディーゼル車を巡っては、欧州での環境規制強化を背景にSUBARU(スバル)が販売撤退の方針を固めるなど、各社で縮小の動きが広がっている。

 だが、マツダは技術的に強みを持つディーゼル車の開発と販売を今後も継続していく方針だ。CX―8も給油なしで千キロ超を走行できる点など利便性の高さを訴える。小飼雅道社長は東京都内で開いた発表会で「環境性能が高い技術を、手頃な価格で提供していける」とディーゼル車に関する技術力に自信を示した。

 CX―8は月間で1200台の販売を目指す。希望小売価格は319万6800円から。燃費は、来年10月以降の新型車に義務付けられる新たな表示基準で軽油1リットル当たり15・4〜15・8キロ(平均値)。新基準は現行基準と比べ、実際の走行に近い数値が示される。

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