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5月の車国内生産6%増 主要8社、新車好調

[ 2017年6月29日 17:47 ]

 自動車主要8社が29日発表した5月の国内生産台数は全体で前年同月比6・0%増の65万7237台だった。ダイハツ工業や日産自動車などが売れ筋の車種を全面改良し、販売が好調だったことが全体の生産台数を押し上げた。

 ダイハツは7万409台、三菱自動車は3万6047台と、それぞれ前年同月から約1・5倍に増えた。ダイハツは新型「ミラ イース」の生産が伸びた。三菱は昨年、燃費不正問題で軽自動車の生産ラインが停止していた水島製作所(岡山県倉敷市)で、生産を再開した影響が大きい。

 海外生産は8社とも前年を上回り、合計で7・8%増の167万1604台だった。「インプレッサ」の生産を日本から米国に移したSUBARU(スバル)が約1・9倍に増加。ホンダは英国で生産する「シビック ハッチバック」、マツダは中国向けの「CX―4」が好調だった。

 輸出の合計は6・6%増の30万1051台だった。トヨタ自動車は、全面改良したプラグインハイブリッド車(PHV)「プリウスPHV」の北米向けの輸出が伸びた。スズキは相良工場(静岡県牧之原市)で生産する「スイフト」と「イグニス」が欧州向けに増加した。

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