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外国車販売14カ月連続増 新型やディーゼルが人気

[ 2017年6月6日 19:33 ]

 外国メーカー車の販売台数が好調に推移している。国内景気が拡大する中、エコカー減税を背景に新型モデルや環境性能を高めたクリーンディーゼル車の人気が高まり、5月の販売台数は14カ月連続で前年同月を上回った。

 日本自動車輸入組合が6日発表した5月の外国メーカー車の輸入販売台数は、前年同月比0・5%増の2万1602台。5月としては1996年の2万4837台に次ぐ、過去2番目の高水準となった。国内新車販売(軽自動車除く)に占める比率は10・3%だった。

 5月のブランド別販売台数では、ダイムラーのメルセデス・ベンツが1・8%増の4735台で27カ月連続トップ。主力車「Eクラス」が貢献した。2位のフォルクスワーゲン(VW)と1〜5月累計で約6千台の差をつけており、前半戦は首位での折り返しになりそうだ。

 VWは小型スポーツタイプ多目的車(SUV)「ティグアン」は好調だったが、3・7%減の3865台にとどまった。BMWが4・0%増の3641台で3位だった。

 400万〜1千万円の価格帯の売れ行きがよく、メルセデスやBMWの「MINI(ミニ)」など9ブランドが5月単月の過去最高を更新した。

 ダイムラー、VW、BMWのドイツメーカーがトップ3を独占する一方、ゼネラル・モーターズ(GM)などの米国メーカーは振るわなかった。

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