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5月の国内新車販売7カ月連続増 軽自動車がけん引

[ 2017年6月1日 17:42 ]

 5月の国内新車販売台数は、前年同月比12・4%増の37万2576台と7カ月連続で増加した。新型の発売効果で軽自動車以外の自動車(登録車)が6・1%増と10カ月連続で増えた。燃費不正問題を受けて三菱自動車が昨年4月から生産、販売を一時停止していた反動などで軽が25・3%増と2カ月連続で拡大したことも追い風となった。

 日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が1日、発表した。

 登録車は主要9ブランド中、6社が前年を上回った。SUBARU(スバル)は主力小型車「インプレッサ」が伸び、31・5%増となった。トヨタ自動車も小型のスポーツタイプ多目的車「C―HR」の販売が好調で、8・7%増だった。

 軽は主要8ブランド中、マツダを除く7ブランドで増えた。昨年4月20日から「eKワゴン」と「eKスペース」の販売を中止した三菱自動車が約3・9倍に伸びた。三菱自動車から軽の供給を受けていた日産自動車も約4・2倍と大幅増だった。

 2015年の軽自動車税の増税以降、軽の販売は低調に推移してきたが、全軽自協は「少し回復傾向にあるのではないか」と分析している。

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