ホンダ、シビック9月発売 6年半ぶりに国内復活
ホンダは27日、2011年に国内販売を終了した小型車「シビック」を約6年半ぶりに復活させ、9月29日に発売すると発表した。国内での知名度が高く、走行性能を重視したシビックの再投入でホンダ車全体のブランド力向上を狙う。
5ドアのハッチバック(希望小売価格は280万440円)と4ドアのセダン(同265万320円)、スポーツタイプの「タイプR」(同450万360円)を用意した。合計で月間2千台の販売を見込む。
ハッチバックとセダンには排気量1500CCのターボエンジンを搭載し、加速性能を高めた。車体は低重心に設計し、高速でも安定した走行ができる。オートマチック車には自動ブレーキなど先進的な安全技術を標準装備した。
ホンダはかつて走りにこだわった車づくりを重視するイメージが定着していたが、最近では軽自動車やミニバンが売れ筋になった。国内事業を統括する寺谷公良執行役員は東京都内で開いた発表会で「個性的な良いブランドだというイメージを少しでも高めていきたい」と話した。
シビックは1972年の発売以来、世界での累計販売台数が約2400万台で、ホンダの四輪車販売の約4分の1を占める。
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