可夢偉のトヨタ7号車PP、中嶋2番手 ル・マン24時間予選

[ 2017年6月17日 05:30 ]

第85回ル・マン24時間の予選でポールポジションを獲得し、喜ぶトヨタの小林可夢偉(中央)ら
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 フランス伝統の自動車耐久レース、第85回ル・マン24時間は15日(日本時間16日)、ル・マンのサルテ・サーキットで予選の2、3回目が行われ、3台で臨むトヨタは7号車の小林可夢偉が3分14秒791を記録し、ポールポジション(PP)を獲得した。トヨタのPP獲得は3年ぶり3回目。8号車の中嶋一貴が2番手、9号車の国本雄資は5番手だった。

 小林は予選2回目に現コースの新記録となるタイムをマーク。日本人のPPは14年のトヨタ・中嶋以来、3年ぶり2人目の快挙で「テストの段階から一発に関しては自信があった。チャンスをつかめて、チャンスを生かせた」と会心の笑みを浮かべた。

 トヨタは昨年のレースで中嶋の車が首位を快走しながら、残り3分でマシントラブルに見舞われ失速。ポルシェの2連覇を許した。あの悪夢から1年。悲願の初優勝へ小林は「気を抜かないことが大事。24時間走り切った最後に1番でゴールできることを考えてやりたい」と17日(日本時間同日午後10時)のスタートへ向け集中力を高めた。

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