13年ぶりのトヨタ 2台はリタイア ルマン自動車耐久レース

[ 2012年6月17日 11:53 ]

クラッシュしたトヨタ車

 フランス伝統の自動車耐久レース、第80回ルマン24時間は16日午後3時(日本時間午後10時)からルマンのサルテ・サーキットで決勝が行われた。

 13年ぶりに参戦したトヨタ勢はハイブリッド搭載車の2台がいずれもリタイアした。

 7号車は元F1ドライバーの中嶋一貴が接触事故で順位を下げ、エンジンの故障などで棄権した。8号車は周回遅れの車と接触した。

  アウディを小差で追い、スタートから5時間が経過した時点では元F1ドライバーの中嶋らがハンドルを握る7号車が首位に浮上し、8号車は4位を走行していた。しかし、アンソニー・デビッドソン(英国)が運転する8号車が周回遅れの車と接触し、宙を舞う大クラッシュでリタイアした。

 セーフティーカーが導入され、再開後には中嶋の7号車も他車と接触。エンジントラブルなどのためレースを終えた。13年ぶりのルマン挑戦は不本意な形で終わった。それでも、新技術を駆使した初レースで首位を走り、トヨタのスピードは十分に見せつけた。

 12時間を経過した17日午前3時(同10時)時点では3連覇を狙うアウディ勢が上位を独占している。レースは3人のドライバーが交代して周回数を競い、17日午後3時(同10時)にゴールを迎える。

 ▽中嶋一貴の話 早い段階でレースを終えるのは本当に残念。自分の運転中に他の車と接触してしまった。その後は接触と関係ないトラブルのため、難しいコンディションで夜間走行しなければならなかった。

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