モーターショー 一般公開初日の入場者数は10万人超!

[ 2011年12月3日 23:23 ]

 第42回東京モーターショーの一般公開が3日、東京都江東区の東京ビッグサイトで始まった。これまでの千葉・幕張から会場を東京に移しての開催。強い雨風にもかかわらず、待ちわびた自動車ファン千人以上が早朝から長蛇の列をつくり、天候が回復した午後は客足が伸びた。

 一般公開初日の入場者数は約10万1300人で、前回(2009年)の約6万2200人を大幅に上回った。

 メーカー各社は国内市場の活性化につなげようと自動車の魅力をアピール。最新技術を駆使したハイブリッド車や燃料電池車、スポーツカー、二輪車など計約400台が展示された。公開は11日まで。

 自動車の祭典を盛り上げようと、国内メーカーの首脳らが夢のクルマ造りを語り合う座談会も開かれた。

 ショーには、国内外合わせて174社が参加。リーマン・ショック直後で、外国メーカーの多くが不参加だった2年前に比べ大幅に増えた。

 神奈川県茅ケ崎市の高校生瀬下慎太郎さん(16)はスポーツカーが大好きといい、「フランス車を見るのが楽しみ」と語った。

 スマートフォン(多機能携帯電話)から転送した画像を車体に映し出せる、トヨタ自動車のコンセプトカー「Fun―Vii(ファンヴィー)」には何重にも人垣ができた。

 自動車トップの座談会では、日産自動車の志賀俊之最高執行責任者は折り畳み式の自動車を提案。車輪にモーターを組み込むなど車の構造を変えれば、車体を折り畳んで狭い駐車場にも止められるという。

 マツダの山内孝社長は「(小型車の)デミオが走った後に(排ガスから)良いにおいがする、となったら楽しい」と夢を語った。

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2011年12月3日のニュース