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パッキャオの引退表明は公式発表ではない プロモート会社代表が見解

[ 2021年9月21日 10:38 ]

マニー・パッキャオ
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 来年5月予定のフィリピン大統領選に出馬表明したボクシング元6階級制覇王者のマニー・パッキャオ上院議員(42=フィリピン)について、マネジメント会社「MPプロモーションズ」のショーン・ギボンズ代表が20日、正式な引退表明はしていないと述べたと米スポーツ専門局ESPNが報じた。

 パッキャオは8月、WBA世界ウエルター級王者ヨルデニウス・ウガス(キューバ)に0―3判定負け後、引退を示唆。19日に母国の大統領選出馬を表明し、フィリピンの歌手トニー・ゴンザガの公式ユーチューブチャンネルに出演して「私のキャリアは終わった。長い間ボクシングをしていて、家族も十分と言ってくれている」とタガログ語で話した。しかし、英語の字幕では「私はスポーツへの情熱から戦い続けた」となっていた。

 ギボンズ氏はESPNに対し「議員は今後数週間でどのようにプロボクシングのキャリアを終えるかを決めるだろう。試合後も最近も、引退するか、もう1試合戦うか話し合った。彼はさまざまな状況について話しているだけだ」とコメント。「ツイッターやインスタグラムで公式発表されるまで、彼は引退していない。そのようなプラットフォームで発表されるのなら公式だ。それ以外については、彼が現在の考えを話しているに過ぎない」との見解を示し、16年のティモシー・ブラッドリー(米国)で引退を表明も、撤回して7カ月後にはリングに上がった例を挙げた。

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2021年9月21日のニュース