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井上尚弥 鮮やかKO勝ち!7回右ストレート一閃、ベガス初陣飾る WBA4度目、IBF2度目の防衛

[ 2020年11月1日 12:27 ]

WBA&IBF世界バンタム級タイトルマッチ12回戦   ○統一王者 井上尚弥―WBA2位・IBF4位 ジェーソン・モロニー● ( 2020年10月31日    米ラスベガスMGMグランド )

井上尚弥
Photo By スポニチ

 プロボクシングWBA&IBF世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦が10月31日(日本時間11月1日)、米ネバダ州ラスベガスのMGMグランドで行われ、統一王者・井上尚弥(27=大橋)がWBA2位、IBF4位ジェーソン・モロニー(29=オーストラリア)に7回2分59秒、KO勝ちした。WBA王座は4度目、IBF王座は2度目の防衛となった。

 序盤から鋭いジャブを上下に打ち分けて主導権を握ると、徐々にプレッシャーを強め、6回に左フックで最初のダウンを奪う。そして迎えた7回終盤、モロニーが左ジャブをかわして右ストレート。井上が「フィニッシュは納得のいくパンチだった」と振り返った一発を顔面にあびたモロニーは崩れるように倒れ、10カウントを聞いても立ち上がることができなかった。

 井上にとってラスベガスデビュー戦で、昨年11月のワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)決勝で、元5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)に判定勝ちして以来、約1年ぶりの試合だった。

 当初は、今年4月にWBO王者のジョンリール・カシメロ(フィリピン)と3団体統一戦を行う予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期。互いに相手を変えて防衛戦に挑むこととなった。これまでの戦績は井上が19戦全勝(16KO)、対するモロニーは22戦21勝(18KO)1敗だった。

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2020年11月1日のニュース