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田口良一が引退表明、元WBA&IBF世界ライトフライ級統一王者「やりきったという思い」

[ 2019年11月20日 14:09 ]

現役引退を発表した田口良一(撮影・中出健太郎)
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 ボクシングの元WBA&IBF世界ライトフライ級統一王者・田口良一(32=ワタナベ)20日、都内で会見し、現役引退を発表した。田口は昨年5月、ヘッキー・ブドラー(南アフリカ)に敗れて王座陥落。今年3月には1階級上のWBO世界フライ級王者・田中恒成(畑中)に挑戦も判定負けし、進退を保留していた。

 会見冒頭で田口は「このたび引退を決意しました」と宣言。理由を「以前のようにモチベーションを上げられなくなった。ボクシング人生はやりきったという思いがある」と説明した。

 06年7月にプロデビュー。翌07年には全日本ライトフライ級新人王に輝いた。13年4月、プロ20戦目で日本ライトフライ級王座を獲得。同年8月、現WBA&IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥(大橋)に敗れて王座を失ったが、井上を相手にとフルラウンド戦い抜いたことで評価を高めた。

 14年12月にWBA世界ライトフライ級王座を獲得。7度の防衛を果たし、17年12月にはIBF王座を統一し、リングマガジンベルトも獲得した。戦績は33戦27勝(12KO)4敗2分け。

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