“九州のタイソン”別府、再起戦判定勝ちで謝罪「しょうもない試合」 櫛間会長もバッサリ
プロボクシング興行「ダイナミックヤングァイトボクシング」は15日、東京・後楽園ホールで行われ、メーンのウエルター級8回戦では日本同級4位の“九州のタイソン”こと別府優樹(28=久留米櫛間)がジェイソン・エゲラ(34=フィリピン)に判定勝ちし、再起戦を白星で飾った。
これがプロ21戦目で19勝目だが、判定までもつれたのは17年1月に元東洋太平洋スーパーウエルター級王者チャールズ・ベラミー(八王子中屋)と引き分けた試合と、昨年10月に地元・久留米で行われた日本王座挑戦者決定戦で永野祐樹(帝拳)にプロ初黒星を喫した試合のみ。初の判定勝ちとなり、別府は「しょうもない試合をしてしまって、すみませんでした」と、KO勝ちを期待していた観客に謝罪した。
永野戦の反省を生かすはずだったが、気合が空回り。「力が入ってしまった。練習してきたことが出せませんでした」と反省の言葉ばかりが並んだ。櫛間会長も「これじゃ(タイトルは)獲れない。獲らせてあげたいけど、獲れないよ。きょうは勝ったけど、うちにとっては負けの試合」と切り捨て「次は9月23日。(昨年6月に亡くなった峰子夫人の)追悼試合。それまでは試合させない」と再度、やり直しを明言した。
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