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塙英理加 TKO勝ちで念願のベルト獲得 4度目のタイトル挑戦、背水の決意で臨んだ

[ 2018年11月28日 19:54 ]

<OPBF女子東洋太平洋ミニマム級王座決定戦>4回終了TKO勝ちで悲願のベルトを獲得した塙英理加
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 プロボクシングのOPBF女子東洋太平洋ミニマム級王座決定8回戦は28日、東京・後楽園ホールで行われ、同級7位の塙英理加(28=UNITED)が同級8位のジュジー・ナガワ(31=フィリピン)に4回終了TKO勝ちし、念願のベルトを獲得した。

 世界戦を含め4度目のタイトル挑戦。「これで獲れなかったら終わり」と背水の決意で臨んだ塙は序盤から攻めた。1回こそ緊張から硬さもあったが、徐々にペースをつかむ。「2回からはセコンドの声も聞こえて、ガードするとかボディーを打つとか冷静に考えてボクシングができた」。4回終了時に公開された採点は39―37が1人、40―36が2人で3者全員が塙を支持。5回開始のゴングを待たずしてナガワ陣営が棄権を申し入れ、塙のTKO勝利が決まった。

 「終わり?って思った。もっとやりたいとも思ったし、ちゃん倒したいっていうのもあったけど…終わってくれてよかったとも思いました」。塙は複雑な胸中を明かしつつ、念願のベルトを巻き、「やっと、やっと獲れた。安心しました」と涙を浮かべて喜んだ。

 2015年に遠距離恋愛を実らせて結婚した塙には「30歳までに子供を」の希望もある。だが、「いい形で勝てたので、さらに高み(世界)を目指したい」と新たな目標も出来た。ママになる日は、もう少し先になりそうだ。

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2018年11月28日のニュース