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南出仁 デビューから2戦連続1回KO勝利「イメージ通り出来たので良かった」

[ 2018年11月3日 19:29 ]

<バンタム級6回戦>デビューから2戦連続1回KO勝利を飾り、笑顔の南出仁
Photo By スポニチ

 プロボクシングの第578回ダイナミックグローブは3日、東京・後楽園ホールで行われ、バンタム級6回戦でセレスジム期待の新人・南出仁(23)がコンラド・タナモール(28)に1回1分32秒KO勝ち。デビューから2戦連続1回KO勝利を飾った。

 開始から1分で最初のダウンを奪うと、立ち上がったタナモール攻撃を仕掛け、強烈な左ボディーを一発。12戦10勝2敗のキャリアを持つフィリピン人選手が再び立ち上がることはなかった。

 「デビュー戦よりは手応えがありました。イメージ通り出来たので良かった」。89秒でTKO勝ちした6月のデビュー戦に続く1回KOに南出の声が弾んだ。

 ジムの先輩で前IBF世界スーパーバンタム級王者の岩佐亮佑(28)を相手に腕を磨いてきたが、9月にはWBA世界バンタム級王者・井上尚弥(25=大橋)のスパーリング相手を2度経験。1度目は4ラウンド、2度目は4ラウンドの予定がダウンを奪われ、3ラウンドで打ち切りになった。

 「周りの人には褒めてもらったんですけど、自分の中ではボコボコにされた感じ。あんなに強い人に初めて触れてスイッチが入ったというか、日本人でもあそこまで到達できるんだ、同じぐらいの体格だし、もっと僕も上を目指さなくちゃいけないと思った」と大いに刺激を受けた。

 特に驚かされたのは井上の「土台のすごさ」だといい、下半身を強化するため、走り込みなど「めちゃくちゃ練習した」という。その成果も感じさせる圧勝劇。ほぼ無傷でリングを降りた南出は「名前を売るためには、もっと強いヤツとやりたい。会長にもお願いしているんです」と燃えていた。

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2018年11月3日のニュース