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ワンヘン10度目防衛に成功 デビューから51戦全勝でメイウェザー抜き無敗連勝新記録

[ 2018年8月29日 20:49 ]

ワンヘン・カイヤンハーダオジム
Photo By 共同

 ボクシングのWBC世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦は29日、タイのナコーンサワンで行われ、王者ワンヘン・カイヤンハーダオジム(32=タイ、旧リングネーム=ワンヘン・ミナヨーティン)が同級14位の挑戦者ペドロ・タドゥラン(21=フィリピン)に3―0で判定勝ちして10度目の防衛に成功。デビューから51戦全勝(18KO)とし、元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー・ジュニア(米国)の50戦全勝(27KO)を抜く無敗連勝記録を塗り替えた。

 積極的に前に出てくる挑戦者に対し、ワンヘンは的確なショートパンチやカウンターでポイントを獲得。タドゥランは終盤まで攻めたものの、8回と10回にローブローで各減点1を受け、ジャッジの採点は117―110、118―108、115―111と見た目以上の大差がついた。

 ワンヘンは2007年1月プロデビュー。14年11月にWBC世界ミニマム級王座を獲得し、これまでの防衛戦では大平剛(花形)や福原辰弥(本田フィットネス)らの挑戦を退けてきた。ただし、51試合は全てタイ国内での開催で、たびたびノンタイトル戦を行って連勝を伸ばしていることからも、欧米では対戦相手の質を問う声や、メイウェザーの連勝記録を超える価値があるのか疑問視する意見がある。

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2018年8月29日のニュース