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猪木と「巌流島の戦い」マサ斎藤さん死去 来年復帰へリハビリ意欲の矢先…夫人「力強い旅立ち」

[ 2018年7月16日 21:54 ]

1999年2月、スコット・ノートンとの引退試合に臨むマサ斎藤さん
Photo By スポニチ

 「獄門鬼」「監獄レスラー」などの異名を取ったプロレスラーのマサ斎藤(本名・斎藤昌紀=さいとう・まさのり)さんが14日午前1時5分に死去した。75歳。東京都出身。所属していた健介オフィスが16日に発表した。2000年にパーキンソン病を発症し、闘病中だった。通夜、葬儀・告別式は家族と関係者で執り行う。

 明大在学中の1963年、レスリング全日本選手権でフリースタイル、グレコローマンの両ヘビー級で優勝。翌64年の東京五輪に出場した。65年、日本プロレスに入門。68年には渡米して腕を磨き、74年からは新日本プロレスに参戦した。

 87年10月4日、巌流島で行われたアントニオ猪木氏(75)と時間無制限・ノーレフェリー・ノールール・無観客マッチを行い、約2時間の死闘は「巌流島の戦い」と呼ばれた。

 90年、47歳の時にAWA世界王座を獲得。99年に現役を引退した。

 倫子夫人は「来年、再び、カムバックのチャンスも出てきました。そのためにリハビリに意欲を燃やしていた矢先。容体急変。7月14日1時5分に永眠しました。穏やかながらも、新たなチャレンジに向かうような、マサ斎藤らしい力強い旅立ちでした。現役時代並びに闘病生活中にお世話になりました皆さまに方に対し、生前に賜りましたご厚意に感謝し謹んでご通知申し上げます」とコメントした。

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2018年7月16日のニュース