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入口裕貴 亡き父の「四十九日」に必ず初タイトルを「ベルトを持って帰りたい」

[ 2018年4月17日 15:51 ]

日本ユースのタイトル獲得へ意気込む入口
Photo By スポニチ

 亡き父の「四十九日」に、必ず初タイトルを獲る。ボクシングの日本ユース・バンタム級タイトルマッチ8回戦(28日、テクスピア大阪)で王者・中川抹茶(24=角海老宝石)に挑戦する同級日本12位、入口裕貴(20=エスペランサ)が17日、兵庫県伊丹市内のジムで会見。3月11日に父・孝信さんが肝硬変で死去していたことを明かした。40歳という若さだった。

 「ぼくのボクシングを応援してくれていた。好きなことをやれ、と。試合も何度か見にきてくれた」

 昨年12月、スーパーバンタム級の日本ユース王者、水野拓哉(松田)に挑戦も判定負け。愛知県刈谷市でこの試合が行われたとき、すでに孝信さんの病状は進行しており、遠出できない状態だった。生前最後となった試合を観戦できなくても「チャンピオンになるまでは生きる」と次戦を楽しみにして父は、願いかなわず息をひきとった。

 中川との試合が行われる4月28日は孝信さんの「四十九日」にあたり、仏教では死後の魂がこの世を旅立つ日とも言われる。入口は「ベルトを持って帰りたい」と、勝利を捧げるつもりだ。

 戦績は入口が8勝(4KO)2敗1分け。中川は12勝(5KO)1敗1分け。

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2018年4月17日のニュース