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比嘉に厳罰新ルール適用も 安河内事務局長「我々も追い込まれている」

[ 2018年4月15日 05:30 ]

ダブル世界戦 WBC世界フライ級タイトルマッチ ( 2018年4月14日    横浜アリーナ )

謝罪する具志堅会長
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 JBCの安河内剛事務局長は、比嘉に長期出場停止など厳罰を科す方針を示した。体重超過問題が続出する現状に「(処分は)ある程度長いのを考えざるを得ない状況。特に世界王者は範を見せないといけない立場」と話した。

 JBCは3月の山中慎介戦で大幅に体重超過したルイス・ネリ(メキシコ)を悪質として永久追放処分を科したばかり。最近の海外選手は体への負担を避けるためあえて減量せず、王座を剥奪されることを承知で勝つことを優先したとみられる例が増えている。体重超過への罰則を設ける作業を進めており、そのため新たなルールに比嘉を当てはめる可能性がある。

 日本関連の世界戦での計量失格はネリで10例目で全員が外国人選手だったが、最近は日本人選手にも体重超過が多発。先月にはノンタイトル戦でリミットを1・8キロオーバーし、試合中止を引き起こした選手を所属ジムが無期限活動停止処分とした。JBCは国内全試合で当日計量を実施し、体重が大幅増加した選手には階級変更を勧告しているが、強制力はない。安河内事務局長は「意識改革より以前に、ペナルティーを科して阻止していく方が早いのかもしれない。我々も追い込まれている」と危機感を口にした。

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