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村田諒太、仕上がり順調「「やりたいことは十分にやれた」

[ 2018年4月9日 19:56 ]

マススパーリングを行う村田諒太
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBA世界ミドル級タイトルマッチ(15日、横浜アリーナ)で初防衛戦に臨む王者・村田諒太(32=帝拳)は9日、挑戦者・エマヌエーレ・ブランダムラ(38=イタリア)の公開練習後に都内のジムで練習を行った。

 ウォーミングアップからクールダウンまで約2時間の調整。ミット打ちでは相手との距離や足の運びなどを入念にチェック、さらに2ラウンドのマススパーリングで実戦練習を打ち上げた。

 本番まであと6日。「ここまで来れば、追い込むこともないし、疲れを取るだけですね」と仕上がりは順調。来日会見でコーヒー愛を熱く語った挑戦者に対し「自分も朝、コーヒー飲んできました。同じブラック派だし。でもエスプレッソはダメ」と返す余裕もみせた。

 空き時間には読書やペンで文字の練習をして過ごし、心を落ち着かせている。最近はナチスの強制収容所体験を元にしたヴィクトール・フランクルの「夜と霧」を読んでいるといい、「自分がどう振る舞うべきか、とか考えさせられますね」。昨年10月のエンダム(フランス)との再戦の前のような気負いはない。「やりたいことは十分にやれた。あとは試合で出せる状況をつくること。体重を落とすこととコンディショニングだけ」と自然体を強調していた。

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2018年4月9日のニュース