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【新日本】棚橋、NJC制覇まであと1勝!「全盛期超えます」

[ 2018年3月17日 00:00 ]

新日本プロレス・NEW JAPAN CUP準決勝   ○棚橋弘至ージュース・ロビンソン● ( 2018年3月16日    東京・後楽園ホール )

決勝に駒を進めた棚橋弘至
Photo By スポニチ

 新日本プロレス、春の祭典「NEW JAPAN CUP」準決勝の棚橋弘至(41)VSジュース・ロビンソン(28)は、棚橋が必殺技のハイフライフロー2連発を決めて、決勝進出を決めた。

 両者はシングル初対決。15日の後楽園大会で棚橋とジュースはタッグを組んで勝利するも試合後にはにらみ合う場面もあった。

 ゴング前にジュースが握手を要求するも棚橋は拒否した。ゴングが鳴ると会場は棚橋コールに包まれた。試合の序盤は、静かなグラウンドの攻防から始まった。グラウンドの攻防の中で棚橋は、得意のエアギターを披露する場面も。その流れの中で、徐々に棚橋がダーティーファイトを交えながら試合のペースを握り、ジュースの膝を中心に下半身を厳しく攻撃。しかし、ジュースはカウンター式スパインバスターで棚橋の流れを止めて、試合のペースを奪い返す。その後もコーナーラリアットからキャノンボールを狙うがかわされる。だが、場外で棚橋を鉄柵に投げると、続けて鉄柵にいる棚橋に向けてキャノンボールを敢行した。

 その後は両者の一進一退の攻防に。その中で棚橋が、再びジュースの下半身を厳しく攻めていき、テキサスクローバーホールドを決めるもジュースはロープブレイク。直後ジュースは、棚橋のスリングブレイドをかわしてフルネルソンバスターを決める。続けてラリアットから必殺のパルプフリクションを狙うが、棚橋は阻止してスリングブレイドを決めてからハイフライフローを狙う。だがジュースが左のナックルパートで棚橋の動きを止めた。そしてジュースは、コーナートップから雪崩式ブレーンバスターを狙うも棚橋が耐える。その後ジュースをコーナーから落としてスタンディング式ハイフライフローを決めるが、ジュースは切り返して丸め込むもカウント2。その後ジュースが滞空時間の長いブレーンバスターを狙うと棚橋が切り返して、ツイスト&シャウト2連発。3度目を狙うとジュースが切り返して、前落としの状態で膝を突き刺した。続けてコーナーからフライングボディーアタックからマッドスプラッシュに繋げるもカウント2。そして再び必殺のパルプフリクションを狙う。しかし棚橋は阻止して投げっぱなしドラゴンスープレックスへ。直後に背中へのハイフライフローから正調のハイフライフローでジュースを仕留めて、棚橋が勝利した。

 試合後に勝利した棚橋は、ジュースを称えてしっかりと抱擁した。その後マイクを持つと「ケガから復帰したシリーズで期待よりも不安が大きいかもしれない。でも1度リングに上がったからには、その心配はいらない。大丈夫!ちょっくら優勝してきます!!」と高らかと「NEW JAPAN CUP」優勝を宣言をした。その後、久々に後楽園ホールで勝利のエアギターを披露。

 エアギター後には「もう1度、新日本プロレスの頂点に立ちたい!!いや、、、絶対に立つ!!!」とファンに誓った。最後は棚橋の決め台詞「愛してま〜す!!」で大会を締めた。

 バックステージでは「あと1つ!ケガからの復帰。大丈夫と言っても試合で失ったものは、試合で取り戻すしかない。そして1回戦、2回戦、準決勝と戦ってきて、取り戻すのではなく、新しい棚橋を基礎工事から始めて、土台を作って柱を立ているイメージ。いい感じに今まさに、全盛期を超えます!」と力強く語った。

 ケガから復帰した棚橋が、再び新日本プロレスの頂点に立つべく春の祭典制覇に王手をかけた。

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2018年3月16日のニュース