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薬物陽性反応のアルバレス ゴロフキンとの再戦はどうなる?WBC会長は楽観的

[ 2018年3月8日 14:53 ]

サウル・アルバレス (AP)
Photo By AP

 禁止薬物の陽性反応が検出されたプロボクシングの元2階級制覇王者サウル・アルバレス(27=メキシコ)について、WBCのマウリシオ・スライマン会長は5月に予定されているゲンナジー・ゴロフキン(35=カザフスタン)との再戦に影響がない考えを示した。

 アルバレスはVADA(ボランティア・アンチドーピング機構)が実施した検査で、筋肉増強作用がある「クレンブテロール」の陽性反応を示し、現在、ゴロフキンとの再戦を管轄するネバダ州のアスレチックコミッション(NAC)が調査を進めている。

 ファンとしては5月5日(日本時間6日)にセットされたゴロフキンとアルバレスの再戦が予定通り行われるのか気になるところ。昨年9月の初戦はジャッジ三者三様の引き分けに終わっており、今回こそ完全決着をと期待されている。

 NACの調査結果によっては中止という最悪のシナリオも考えられるが、スライマン会長は「5月5日の再戦が消滅の危機にあるとは思わない」と楽観的な姿勢を見せている。このコメントは米国のボクシングサイト「ボクシングシーン・ドットコム」が6日に掲載したもので、以下のように続く。

 「クレンブテロールはサッカーやボクシングでよく問題となる薬物だが、アルバレスから検出された量は低い数値を示している。彼はこれまで試合のたびに検査を受けてきたが、禁止薬物の陽性反応を示したことがない。我々はNACと連携を取り、再戦を実現させるつもりだ」。

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2018年3月8日のニュース