比嘉大吾 初回で決める 日本タイ15戦連続KO勝ちでV2 具志堅会長の無念晴らす
プロボクシングWBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦 王者・比嘉大吾―同級9位モイセス・フエンテス ( 2018年2月4日 沖縄県立武道館 )
プロボクシングのWBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦は4日、沖縄県立武道館で行われ、王者・比嘉大吾(22=白井・具志堅)が、挑戦者で同級9位のモイセス・フエンテス(30=メキシコ)を1回2分32秒にKOで下し、2度目の防衛に成功した。これで15試合連続KO勝利とし、日本記録に並んだ。比嘉の通算戦績は15戦15勝15KO無敗。
比嘉は右ボディーストレートであっさり試合を決めた。沖縄県浦添市出身で自身初の凱旋試合をKO勝利で飾った。15戦連続KO勝利は86年の元WBC世界スーパーライト級王者・浜田剛史(帝拳)、07年の牛若丸あきべぇ(協栄)の日本ジム所属選手の記録に並ぶ史上3人目の快挙となった。
沖縄での世界戦開催は所属ジムの会長で、同県石垣島出身の具志堅用高会長(62)が現役時代の81年にWBA世界ライトフライ級タイトルマッチでペドロ・フローレス(メキシコ)に12回KO負けを喫し、同王座の14連続防衛に失敗して以来、37年ぶり。日本勢はこれまで3戦3敗で初勝利となった。
フエンテスの通算戦績は31戦25勝(14KO)5敗1分け。
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