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比嘉 具志堅氏ら育てた亡き“沖縄の師”へV2ささぐ!

[ 2018年2月3日 05:30 ]

WBC世界フライ級タイトルマッチ   王者・比嘉大吾≪12回戦≫同級9位モイセス・フエンテス(メキシコ) ( 2018年2月4日    沖縄県立武道館 )

地元でV2戦に臨む比嘉(右)。左は具志堅会長
Photo By スポニチ

 王者・比嘉の2度目の防衛戦で、昨年11月に亡くなった金城真吉・元興南高監督(享年73)を追悼するテンカウントゴングが行われることになった。プロの興行でアマチュア指導者が追悼されるのは異例。沖縄で37年ぶりに開催の世界戦で「ボクシング王国」を築いた名伯楽をしのぶ。

 金城氏は消防署に勤務しながらボランティアで選手を育て、興南高では具志堅用高らを指導。他校の選手だった浜田剛史や平仲明信にもアドバイスを送るなど、高校王者のべ40人を輩出したほか、東洋大監督として、村田諒太を12年ロンドン五輪金メダルに導いた。高校時代の比嘉にもアドバイスする機会があり、昨年5月に世界王座を奪取すると「これからが勝負だから頑張れ」と激励したという。

 具志堅会長を通して“孫弟子”にあたる比嘉は「負けたら“相手が強いんじゃない。お前らが弱いんだ”と言われた」と勝負に厳しかった金城氏のエピソードを披露した。「全国大会や九州大会でいろいろとアドバイスをもらった。いい勝ち方を見せられたらいい」と故人にささげる勝利を誓った。

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2018年2月3日のニュース