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比嘉、浜田さんの前で15連続KOだ!2・4沖縄で凱旋V2戦

[ 2018年1月28日 05:30 ]

WBC世界フライ級タイトルマッチ   王者・比嘉大吾《12回戦》同級9位モイセス・フエンテス ( 2018年2月4日    沖縄県立武道館 )

ウォーターバッグにパンチを打ち込む比嘉
Photo By スポニチ

 故郷・沖縄で2度目の防衛戦に臨む王者・比嘉大吾(22=白井・具志堅)が27日、都内で練習を公開した。日本タイ記録の15連続KO勝利が懸かる試合のテレビのゲスト解説を、現日本記録保持者の浜田剛史氏(57=元WBC世界スーパーライト級王者、スポニチ本紙評論家)が務めることが決定。“新兵器”のウオーターバッグを叩いて鍛えたアッパーを武器に、沖縄の大先輩の目前で記録にチャレンジする。

 自分自身を鼓舞するように雄叫びを上げながら、比嘉はつるされたウオーターバッグを激しく叩いた。左アッパーの8連打には、圧倒された報道陣が息をのんだほど。ウオーターバッグで練習する理由を問われると「アッパーが打ちやすい。(サンドバッグと違い)丸いので」と説明した。

 直径約45センチの球形のバッグは、WBO世界スーパーフェザー級王者ロマチェンコ(ウクライナ)らも愛用するライバル社(カナダ)製。昨年12月、白井・具志堅スポーツジムに2つ装備された。好戦的なモイセス・フエンテス(30=メキシコ)とのV2戦は打ち合い必至。国内では数少ない“新兵器”を叩き、昨年10月の初防衛戦でも見せたアッパーの連打を磨いてきた比嘉は「必ず前半でKOします」と意気込みを口にした。

 アッパーの連打について「ロマゴン(元4階級制覇王者ローマン・ゴンサレス)のいいところを取り入れている」と分析したのは練習を視察した浜田氏。浜田氏と言えば日本テレビ系とWOWOWの解説でおなじみだが、今回は初めてフジテレビ系の中継で放送席に座る。沖縄の後輩が自身の15連続KOに挑戦するとあり、2月3日に都内で解説の仕事を務め、試合当日に那覇入り。「簡単な相手ではないが、最後はつかまえると思う」と日本タイ記録を予想した。

 雪と寒さの影響で調整にズレが生じたという比嘉だが、課題の減量はリミットまで約3キロ。「コンディションが悪くても(実力は)俺の方がちょっと上。2階級制覇していても負ける相手ではないと思っている」と強気だった。

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