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比嘉大吾 2度目の防衛戦へ練習公開「生まれた沖縄で試合ができるのが一番ありがたい」

[ 2018年1月27日 15:30 ]

 ボクシングのWBC世界フライ級王者・比嘉大吾(22=白井・具志堅)が27日、東京都杉並区の白井・具志堅スポーツジムで、2度目の防衛戦(2月4日、沖縄県立武道館)へ向けた練習を公開した。ジム同僚の大湾硫斗(19)を相手にした1ラウンドのマススパーリングでは左右前後への速いステップで距離をつくりつつ、飛び込むような左右のフックを披露。ウオーターバッグ打ちでは大声を挙げながら左アッパーを連打するなど汗を流した。

 同級9位モイセス・フエンテス(30=メキシコ)とのV2戦は故郷・沖縄で37年ぶりに開かれる世界戦で、浜田剛史(元WBC世界スーパーライト級王者)らに並ぶ日本記録の15連続KO勝利も懸かる。比嘉は厳しい減量できつそうな表情を見せながらも、リミット(50・8キロ)まで約3キロと明かし、「コンディションはまあまあ。生まれた沖縄で試合ができるのが一番ありがたい。沖縄のみんなだけでなく全国に人にもテレビで見てもらえるので、しっかりKOで勝ちます」と抱負を述べた。

 チケットは当初の2700枚の予定から3000枚まで増やしたが、この日の一般発売が発売開始から10分で売り切れるなど既に完売。81年に沖縄(具志川市)で行われた現役最後の試合でWBA世界ライトフライ級王座から陥落した具志堅用高会長は「比嘉大吾に沖縄のボクシングをもう一度盛り上げてもらいたい」と期待し、15連続KOについても「記録を塗り替えるのがスポーツの面白さ。やってくれると思う」と話した。

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2018年1月27日のニュース