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石本康隆が引退 前日本スーパーバンタム級王者「色々考えた上での決断」

[ 2018年1月17日 18:56 ]

自身のブログで現役引退を発表した石本康隆
Photo By スポニチ

 ボクシングの前日本スーパーバンタム級王者・石本康隆(36=帝拳)が17日、自身のブログで現役引退を発表した。「このたびプロボクサー生活にピリオドを打つ決断をしました。前戦で負った目の怪我のことや、ここ最近の自分のボクシング…。色々考えた上での決断です」と記した。

 石本は香川県高松市出身の右ボクサーファイター。中2でボクシングを始め、2002年に帝拳ジムからプロデビューした。プロ3、4戦目で連敗し、05年の東日本スーパーフライ級新人王トーナメントでも準優勝にとどまったが、13年4月にマカオで元WBO世界スーパーバンタム級王者ウィルフレド・バスケス・ジュニア(プエルトリコ)に判定勝ちしてWBOインターナショナル同級王座を獲得。15年12月には王座決定戦で久我勇作(ワタナベ)に判定勝ちし、プロ35戦目、3度目の挑戦で日本スーパーバンタム級王座を獲得した。2度の防衛に成功したものの、17年2月に久我との再戦で2回TKO負けし、王座から陥落していた。

 同年7月の再起戦に勝ち、11月に行われた日本スーパーバンタム級最強挑戦者決定戦では中川勇太(角海老宝石)に2―1で判定勝ちしたが、眼窩底骨折が判明。現王者・久我への挑戦権を獲得しながら今春のチャンピオンカーニバルでの対戦を断念し、結果的に中川戦がラストファイトとなった。プロ通算40戦31勝(9KO)9敗。

 石本はブログで「世界一を目指していたので、目標を達成出来なかったことへの心残りは凄くあります。皮肉にも先日のランキング発表でWBC世界ランキングが9位に上昇…。日本ランキングも1位のまま…。もったいない気もしますが、ここ数試合は自分のボクシングが出来なくなっていた。その中でのこの怪我なので、自分ではここがこれ以上ないタイミングの引き際だと考えています」と説明。「長い間、私を支えてくれた帝拳ジムの皆さん、ボクシング関係者の皆様、そして最後まで応援してくださったファンの皆様、ほんとにありがとうございました。ボクシングをやってきて良かったです。ボクシング最高!」とコメントした。

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2018年1月17日のニュース