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初防衛・京口紘人 “恩師”辰吉丈一郎に連絡つかず「生きてんのかな」

[ 2018年1月2日 05:30 ]

統一王者・田口(左)と初防衛の京口(右)は渡辺会長とポーズ
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 ボクシングのIBF世界ミニマム級タイトルマッチ(12月31日、東京・大田区総合体育館)で初防衛に成功した王者・京口紘人(24=ワタナベ)が1日、東京都品川区のワタナベジムで一夜明け会見を開いた。前夜は同級3位のカルロス・ブイトラゴ(26=ニカラグア)を圧倒して8回TKO勝ち。「世界王者のまま年越ししようと思っていた。すごくいい気分。2試合連続判定勝ちだったので、3試合ぶりにKOで終われたのはすごく良かった」と充実の表情を浮かべた。

 前夜から祝福の連絡が100件近くあったというが、「(ダイジェスト放送だった)テレビの尺がなくて、そこまでの影響はなかった」とやや残念そう。中学時代に指導を受けた元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎にも電話したが、つながらなかったため「生きてんのかな。(次男の)寿以輝にこれから電話してみます」と、おどけながら話した。

 ワタナベジムの渡辺均会長は「(ミニマム級から4階級制覇した)ローマン・ゴンサレスのような選手になってほしい。たくさん試合をやって階級を上げて、ミニマム級とライトフライ級で世界が注目する選手になってほしい。田口を追いかけてほしい」と期待を寄せた。京口は階級変更について「ミニマム級で敵なしとなったら上げたい」と話しながらも、「このベルトの価値を高めるのが自分の使命と思っている。統一戦とか組めるようにするには、価値を高めないと実現しない。そのためにも勝ち続けるのが大事やと思う」と表情を引き締めた。

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2018年1月2日のニュース