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元世界王者・五十嵐が現役引退を表明「負けたら引退と決めていた」

[ 2017年12月31日 21:19 ]

<トリプル世界戦>木村に敗れた五十嵐
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 ボクシング元WBC世界フライ級王者でWBO世界同級1位・五十嵐俊之(帝拳)が31日、WBO世界同級王者・木村翔(青木)に9回TKO負けし、「試合前から負けたら引退と決めていたので、その言葉に二言はないです」と現役引退を口にした。

 序盤から強打で攻めてくる相手にペースを握られ、「意思の強さを感じた」。劣勢に回る中、7回にはパンチで右目上を切り裂き流れを変えたが、9回に右ストレートを浴びてコーナに詰められ、最後はレフェリーが止めに入った。

 4月の試合でバッティングにより左眼窩(がんか)底を骨折。33歳は所属ジムから引退勧告を受け、グローブを吊す決意を固めたが、周囲に引き留められ翻意。アテネ五輪に出場したオリンピアンは「最後大きい舞台に、もう一度立てて、負けは悔しいですけど納得の最後だった」と感謝の言葉で現役最後を終えた。

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2017年12月31日のニュース