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7度目の防衛を狙う王者・井上尚弥「来年、しっかりバンタム級で再スタートできるように頑張りたい」

[ 2017年12月28日 16:10 ]

ボワイヨ(右)と向かい合う井上尚弥
Photo By スポニチ

 ボクシングのダブル世界戦(30日、横浜文化体育館)の調印式と記者会見が28日、東京・九段のホテルグランドパレスで開かれた。WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチで7度目の防衛を狙う王者・井上尚弥(24=大橋)は9月に米デビューを果たしてから初の試合。WBO立会人のエドガルド・ロペス・サッソ氏(プエルトリコ)から「今や世界中が彼を“モンスター”と認識している。スキル、パンチパワー、美しいボディーワークを間近で見られるのを楽しみにしている」と絶賛された。

 「いつもどおり順調にコンディションをつくることができた。あとは明日の計量を待つだけ」と話した井上は「今年でスーパーフライ級は最後になるかな。来年、しっかりバンタム級で再スタートできるように頑張りたい」とコメント。「バンタム級では王者になって統一戦とかもっとデカい試合をしていきたい。ここでつまづいたらバンタム級とか言っていられない。KOで勝って来年へつなげたい」と抱負を述べた。

 一方、美人妻のバネッサさん(22)と来日した挑戦者の同級6位ヨワン・ボワイヨ(29=フランス)は、クリスマス休暇で来日が遅れていたフランク・トレーナーが合流。「コーチが来てからさらに準備はうまくいってる」と語り、「勝つためには、頭を使った知性的な自分のボクシングをすること。皆さんは必ずリング上でサプライズを目撃することになると思う。楽しみにしてほしい」と強気に話した。

 なお、使用グローブは日本製8オンスで、色は井上が黒、ボワイヨが青。オフィシャルはレフェリーがラウル・カイズ・ジュニア氏(米国)、ジャッジはアデレード・バード(同)、ルイス・ルイス(プエルトリコ)、エルナンド・スタイデル(同)の3氏が務める。女性のバード氏は引き分けに終わった9月のミドル級頂上決戦、ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)―サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)で、118―110でカネロの勝ちと採点して批判を浴びた人物。

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2017年12月28日のニュース